名古屋ASC

記録

なんだかクライミングの記事ばかりになってきたこのコーナー。こんなんでいいんかなあ。山岳会をお探しのみなさあーん、ASCは岩ばっかりやってる会じゃありませんよおー。ハイキングとかもしてますよー。

といいつつ今回も岩登り。上高地の先、横尾からドドンと見えるあいつです。屏風岩を登って、前穂北尾根から東壁へつなげて、前穂高の山頂にも立ってしまおうという欲ばりな計画だったが、あいにくそうは問屋がおろさないのだった。

というわけで上高地の人波をかきわけること3時間。横尾から登山道をはずれて屏風岩へ。

計画を完遂するためには、初日に屏風を抜けなければならない。あわただしく押し出しで準備する私たち。メンバーは屏風4度目のSuga、はじめてのミッキーとミポリンである。

ここを登るのは4度目。もう慣れたもの？

ここも3度目だ。誰かリードしろよ！ハングにてこずっているうちに時間が飛ぶように過ぎていき、やむなく蒼稜の大テラスでビバーク。むしろこれがやりたかった？

こんな感じです。気分はビッグウォールクライマーです。まあ気分だけですけど。

あー、また変な山行に混じってしまったな～と、わびしくアルファ米をつつきながらたそがれるミポリン。

で、翌朝まだ体も硬いうちから核心のピッチへ。フリーでトライしているように見える...？

例によって朝寝坊なので後続のパーティーに追いつかれてしまいました。それにしても早い...

この高度感が屏風の真骨頂。モデルはわれわれを激しく追い募る後続パーティーのホニャララさん。名前も知らないのに勝手に載せてごめんなさい。かっこいいですよー。

屏風のカシラについたのはもうだいぶ日が高くなってから。とても計画通りには行きそうにない。まあフマジメなわれわれとしてはこんなところだろう。屏風のカシラを槍より高くする作戦を実行中。

3日目の予報は雨なこともあって最低コルからパノラマ新道を下る。奥又白の池で泊まるという意味のないことをしてみたが、それが遠いこと遠いこと...。日もとっぷりと暮れてから池に着いた。

そして夜半から雨。ツェルトの中は当然ビショビショだ。尻に帆かけて上高地へと走る。昨日登ってきた松高ルンゼは滝になってた。

Writen by Suga/Photo by Micky